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毛生え薬は男性不妊の原因になる?子供がほしい男性が注意すべきポイント

ベビmatch運営事務局

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薄毛は男性にとっての大きな悩み

年齢とともに毛髪の量が少なくなってきたり、髪の毛の質が変わりなんだか以前より薄く見えたりという悩みは、男性特有の悩みです。もちろん中にはもともと毛量が少なく、加齢の影響に関わらず長期的に悩みを抱えているという人もいます。

そして、髪の毛が薄くなる、少なくなるということは男性にとって外見的な大きな変化となり、おしゃれが楽しめなくなる、自分に自信が持てなくなるといったコンプレックスにつながることもたくさんあります。

植毛やカツラなどもありますが、薄毛や髪の毛の減少がコンプレックスになってしまっている人にとっては、髪の毛が増えたように見せるということより、実際に髪の毛が増えるという根本的な対策でなければなかなかコンプレックスの解消にはなりません。

薄毛や髪の毛の減少の対策としては、昔から様々な民間療法が存在します。また、増毛を謳い文句としているグッズやサプリメントも少なくありません。しかし最近では、AGA(男性型脱毛症)治療を実施している医療機関が増え、より信頼できる対策が見つかったことで治療を受けたり検討したりという男性も増えました。

一方、晩婚化が進み、そもそも男性の平均初婚年齢が30歳を超えていることや、結婚していてもある程度キャリアや経済面が安定してから子供を持つことを検討する人も多いという背景などもあり、不妊治療を受けている夫婦の男性側の年齢は30代、40代が中心です。男性が薄毛を気にし始める年齢の平均が30代中盤以降なため、不妊治療中または不妊治療を検討している夫婦と合致することになります。

子供がほしいと考えている男性や、そのパートナーである女性には、毛生え薬による男性不妊への影響を懸念している人もいますよね。この記事では、男性の毛髪対策の中でも毛生え薬と男性不妊の関係をご説明します。

不妊治療の病院では毛生え薬の中止を促すことがある

2021年8月の段階では、不妊治療は保険適用外の診療にあたり、明確なガイドラインなどもなく治療法や診療内容は各病院に委ねられています。そのため、病院によって診療方針が大きく異るという実情があります。

治療開始前の段階で様々なことを調べても、いざ治療を開始するとやはりわからないことがたくさんでてくるもの。さらなる情報収集をしようと治療当事者のブログやSNSなどを見てみると、自分が受けたことのない検査をしたり、医師からの指示を受けたりしている人に驚かされることも珍しくありません。たとえばそもそも夫婦揃っての初期検査を受けないとたとえタイミング法であっても診療自体が受けられないという病院もあれば、男性側の検査などをしなくても一定の治療や指導なら行ってくれるという病院もあります。

そのため、病院や医師によって異なるという前提ではありますが、問診や診療において男性側に毛生え薬の使用を確認する病院があります。そして、使用している薬によっては使用の中止が促されるケースもあるため、男性が不妊に関する検査や治療を受けるのであれば、使用している毛生え薬の種類を伝えられるようにしておきましょう。

毛生え薬には大きくわけて2種類のものがある

毛生え薬として処方される薬は複数ありますが、どのような仕組みで毛髪に効果があるのかという意味では大きく2種類に分けられます。それは、男性ホルモンに作用するものと、頭皮環境に作用するものです。

男性ホルモンに作用するもの

薄毛治療に使われているプロペシアやザガーロといった薬は、主に男性ホルモンに作用する薬です。

本来男性ホルモンの一種であるテストステロンには、体毛を濃くする働きがあります。しかし、これが頭皮に存在する5αリダクターゼIIという酵素と結合することで、薄毛の原因になってしまいます。加齢によって頭皮環境が変わり5αリダクターゼIIが増えれば年齢とともに薄毛が顕著になりますが、たとえ20代であっても頭皮に5αリダクターゼIIが多く存在すれば、若年性の薄毛を引き起こすことは十分にありえるということです。

そのため、男性ホルモンの分泌自体を抑制することで薄毛の対策になります。

頭皮環境に作用するもの

一方、薄毛治療に使われているミノキシジルのような薬は、主に頭皮環境に作用するものです。

男性ホルモン以外に薄毛の原因になるものとして、頭皮環境があげられます。特に頭皮の血行が悪いと髪の毛が抜けやすくなったり、生えにくくなったりします。そのため、血管を拡張させて頭皮の血行を改善することで薄毛の対策を進めていきます。

毛生え薬が直接的に男性不妊を引き起こすわけではない

結論からいうと、毛生え薬自体が直接生殖機能に影響を及ぼすわけではありません。つまり、毛生え薬の使用によって男性不妊になる、ということではないのですが、副反応のひとつとして男性ホルモンに影響をあたえた結果、男性不妊の要因のひとつになるということがあります。

男性ホルモンに作用する薬の副反応が男性不妊に影響する

男性ホルモンに作用する薬のうち、特にフィナステリドという成分については、薬の副反応が精子に影響を与える可能性が医師による論文などでも指摘されています。

前述でも簡単に触れましたが、男性ホルモンというのは「体におけるいわゆる男性らしさ」を作っていくホルモンです。たとえば女性に比べて体毛が濃い、声が低い、筋肉がつきやすいといった特徴がその一例です。そして、ここには精子を作り出すといったことも含まれます。

そのため、毛生え薬が男性不妊に影響するのだとしたら、男性ホルモンの分泌を抑制することが原因で人によっては精子の数が少なくなることがあるというのが原因だと考えられます。

実際頭皮環境に作用するような薬での影響はないとされていて、さらに男性ホルモンに影響する薬でもザガーロではフィナステリドを使用しているプロペシアに比べて精子への影響が少ないということもわかっています。

毛生え薬が影響している場合、使用を中止すれば男性不妊が改善される

毛生え薬自体が生殖機能にダメージを与えているわけではないため、現在薬を使用している人でも、薬の使用を中止すれば精子への影響はなくなります。

精液所見を比べると薬の使用中止後に精子数は平均11.6倍も増加しているという結果になり、精子濃度においても500万/ml以下の人の57%が薬の使用中止後に1500万/ml以上に回復していたという報告がされています。

ただし、精子の量や質の改善には約半年程度かかることがあります。そのため、薬の使用中止後に即精液初見が改善されるという人ばかりではありません。妊活や不妊治療を検討する人に多いのは、妊活や治療を開始すればすぐに妊娠できるだろうと考えてしまうことです。もちろん希望してすぐに子供ができるに越したことはないのですが、不妊期間が長期に渡る人が多いのも現実です。

今後子供を持つことを考えているのであれば事前にそれをAGA治療の医師に伝えるのも重要ですが、すでに使用している場合でも精液への効果が出るのが先になるからといって諦めないということも重要になります。

薬に関わらず男性の日常生活が妊娠に与える影響は大きい

この記事では主に毛生え薬による男性不妊への影響をお伝えしてきました。

もちろん夫婦で積極的に妊活や不妊治療に挑戦している方々はたくさんいますが、男性の中には「妊娠するのは女性だから、妊活や不妊治療において男性ができることは少ない」と考えている人もいます。いわゆる無精子症などの重度の男性不妊出ない限り、確かに不妊治療では投薬や検診の負担は女性のほうが大きくなりがちです。

しかし、実際に妊娠にして無事に出産に至るためには精子の影響もとても大きいです。精子と卵子が受精すると今度はその細胞が分割しながら成長していきます。そしてしっかり成長したものが子宮内に着床すると妊娠が成立します。もちろん、着床さえすれば良いということではなく、さらにこれが順調に成長していくことで無事に出産することができます。たとえばその過程では、そもそも受精するかどうかは卵子の質が大きく影響しますが、それが正常に分割して成長していくかという部分では精子の質が大きく影響するという説があります。

そのため、実際に治療を受ける負担自体は少なくても、男性が精子の状態を改善に務めることは妊娠に大きく影響を与えます。そして、精子の状態というのは体調などによっても敏感に変化しやすいものです。体が疲れていたりストレスを感じていたりすることで精子の数や質といった精液初見が一時的にとても悪くなるというのは決して珍しいことではありません。

毛生え薬に関することだけではなく、妊娠しやすい精子を作るためには適度な運動をして血行を良くしたり、体調管理のために栄養状態を考えて食事をするといったことが影響することもあります。妊娠しやすい精子を作るために男性にどんな努力ができるのか、自分で調べてみたり夫婦で話し合ったりすることで、男性も積極的に妊活や不妊治療に参加していきましょう。

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