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ウェルビーイングとは現代を生きるためのキーワード。女性のエンパワメントが重要な理由

ベビmatch運営事務局

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ウェルビーイングとは

日本や欧米のような先進国では、紛争などが減り、経済も一定の発展を遂げたことで人々の生活は昔に比べて格段に安定しました。それによって生活する人々の価値観も変わり、人がどうありたいか、どう生きていくべきかという考え方も変化してきました。

その中で注目されるようになったのは、ウェルビーイングという考え方です。

ウェルビーイングというのは健康に生きることや幸せに生きることを意味しています。では、健康に生きる、幸せに生きるということをもう少し深く考えてみましょう。

人の生き方やウェルビーイングという価値観の説明では、世界保健機関(WHO)憲章の前文が多く引用されています。世界保健機関(WHO)では、健康というのを以下のように定義付けています。

  • 健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。

言葉の概念としては、健康というより健全といったほうがイメージに近いかもしれません。ここからわかるように、ウェルビーイングな生き方というのは肉体面、精神面、そして社会的にもすべてが満たされ、自身が幸福を感じられるような生き方ということになります。社会的に満たされている状態というのは、理由なく社会参加が制限されない状態ということです。たとえば人種差別や性差別によって社会活動が制限されることは、社会的に満たされた状態とはいえません。

つまり、これらがすべて満たされているということは、実はすべての人が持っている基本的な人間の権利だともいえるでしょう。

ウェルビーイングが注目されるようになった理由

では、すべての人が持っている基本的な権利にも関わらず、最近になってウェルビーイングが注目されるようになったのはなぜでしょうか。

たとえば戦時下では、強制的に兵役に行かなければならないなど、戦争を終わらせて国を安定することを優先として個人の権利が制限されてしまうことがあります。また、日本の高度経済成長期には終身雇用が一般的だったこともあり、勤め先企業に望まれるように仕事していれば年齢とともに昇給できることなどの理由から、長時間労働も珍しくありませんでした。この頃社会活動の中心だった男性が長時間労働により家庭で過ごす時間が少ないということは、家事や育児など家庭を守る役割のほとんどを女性が担っていました。男性にとっては肉体を駆使し、家族との時間が少なくなっても仕事をこなすこと、女性にとっては社会活動よりも家事や育児を重視することが家庭を守るための方法でした。

この時代のあり方や幸せの定義が間違っているということでは決してありません。時代によって人の価値観や幸せの定義が異なるのは当然のことです。

高度経済成長期が終わり、年功序列よりも能力が優先されるようになったり、以前に比べると昇給のハードルがたかくなったり、また、女性の社会進出が進んだことで家事や育児を夫婦で分担する必要が出てきました。さらに国際的にもダイバーシティという考え方が広がることで、多様性が認められる社会になり、どんな人にも社会活動の権利があるということが再認識されるようになりました。

このように時代が変化してきた中で今、幸せな生き方を考える上でウェルビーイングという言葉が普及し始めたということです。

女性のウェルビーイングを追求するために重要なのはエンパワメント

特に日本では、社会や家庭において男女の間に性差があるということは否定できません。総務省の労働力調査によると、2018年の15~64歳の女性の就業率は69.6%に達しており、これは世界的に見ても高水準だといえます。しかし、そのうちの約8割は週35時間未満のパート労働であり、男性の労働状況とは大きく異なります。もちろん個人の希望に合わせたワークスタイルだという人もいますが、女性の正規雇用の少なさは常に問題になっています。

女性がフルタイムで働いている家庭では家事や育児の分担がされたり、男性が育休を取得するケースも増えています。しかし、実際にはこれはほんの一部であり、男女ともに「家事は女性の役割」と考えている人もたくさんいます。さらに、出産や育児によって本人の希望とは異なる形で働き方を変えざるを得ないのも女性側が圧倒的に多いという課題もあります。

このような環境で女性がウェルビーイングな働き方や生き方を追求するためには、女性のエンパワメントを理解しておいたほうが良いでしょう。

女性のエンパワメントとは

そもそもエンパワメントという言葉には、権利を与えるという意味や能力開花という意味があります。エンパワメントという概念で重要なのは、エンパワメントは周囲からなにかをしてもらうことではなく、個々が自分の権限や能力を見つめ、それを発揮することを考えるということです。さらに、社会的には個々がそれを発揮できるような社会環境をつくるということも大切です。

女性のウェルビーイングのためにエンパワメントが重要なのは、そもそも性差がある社会では当事者である女性が自分の権利や能力を過小評価してしまうことが多いからです。自分の務めてる会社では女性役員がいないから女性は役員になれないもの、子供が体調不良になったときには無条件に女性である自分が早退して迎えに行くもの、など、大きな疑問を持たずにあきらめてしまっていることはありませんか?

妊娠や出産というのは確かに女性にしかできないことではありますが、家事や育児の上では男女ともに親であることに変わりなく、女性が性別を理由にそれを担うことが決まっているわけではないはずです。また、未婚であっても親や家族の介護が必要な人もいたり、自身が体調を崩したりということもあり、「既婚者のみが仕事を最優先にできない」というわけでもありません。

女性であっても男性であっても、性別に関わらずすべての人が肉体面、精神面、そして社会的にもすべてが満たされ、自身が幸福を感じられるようなウェルビーイングな生き方をする権利があるということを今一度思い出してみてください。

ウェルビーイングのためには、まずは意識を変えることから始めてみて

たとえば出産においては、産休や育休という制度があり、実際多くの企業で育休や産休の取得実績があります。しかし不妊治療や妊活のように、そもそも妊娠のために治療の機会や時間を必要としている人のための制度はまだまだ不十分で、周囲からの理解を得るのも難しい現状です。

また、小さい子供は体調を崩しやすく、産休や育休から復帰してもたびたび仕事を早退しなければならないことで肩身が狭い思いをしたり、働き方を変えることを余儀なくされてしまう人もいます。なかには産休や育休ですら取得時に嫌な思いをしたという人もいるでしょう。

多くの人が「権利を行使したい」ということより、「できるだけ気持ちの良い環境で働きたい」という思いを持っています。そのため、権利として守られていることでも声高に主張することはハードルが高くなります。

同様に、女性のエンパワメントといってもそれを主張するのが難しい環境というのもあるでしょう。しかし、当事者意識を持っていれば環境が変わっていこうとする流れを敏感に感じることができるようになります。女性のウェルビーイングのためには、まずは意識を変えるだけでも大きな一歩です。

自分に何ができるか、ということだけを考えてしまうと、知らずしらずにできることの中から選んでしまい、自分の可能性を狭めてしまうことがあります。自分がどうありたいかということを考えてみてください。

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